私が手術を受けた開頭血腫除去術について…
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脳内出血体験談
さかのぼる事、1997年3月13日、脳内出血で倒れた私は大阪の日本橋病院に入院→手術を受けました。
今日はその手術について触れようと思います。
私が受けた手術は「開頭血腫除去術(かいとうけっしゅじょきょじゅつ)」というもの。
その名の通り、「頭を開いて血の固まり(血腫)を取り除く」手術。
実は今まで開頭血腫除去術について、あまり触れたこともありませんでした。
その理由はどんな手術をしたのかよくわからなかったことと、麻酔を受けた記憶がなかったから(曖昧)。
かすかな記憶をたどると、手術中、寝言のようにこう叫んでいたみたいです。
「痛いやんけ~~痛いやんけ~~!」
とにかく痛かったことが鮮明に記憶に残って、手術のことは頭になかったみたいなんです。
じゃぁ、何故今頃になってブログで話すのかというと、入院当時日記を付けていて、その文章の中に「開頭血腫除去術を受けた」と書いてあったからです。
私の場合(脳内出血)、血種を取り除かなければ生命に関わる状態だったそうです。
つまり「開頭血腫除去術=救命手術」ということになります。
実際に今でも左の頭部部分は開頭した部分が、へこんでいるのがわかります。
※へこんだ部分は約3cmぐらい。)
また一般的に開頭血腫除去術は全身麻酔をするみたいなんだけど、私の場合、局所麻酔だったような気がします。
まず動かさないように頭を固定する器具を付け、手術がしやすくなる部分で位置を固定します。
そして出血した部分を中心に、頭の皮膚をメスで開頭します。
※多分、この時「痛い痛い」と叫んでいたと思います。
ここからは想像の域になります。
(多分)皮膚をめくったら頭蓋骨が出てきて、その頭蓋骨にドリルで穴を開けた…んだと思います。
さらにその頭蓋骨を開け硬膜を切ると、綺麗な脳の表面が表れます。
※硬膜=頭蓋骨を囲っている薄い膜のことで、脳自体から外傷を防ぐための膜でもあります。
それが済んだら顕微鏡の登場になります。
顕微鏡によって血種ができた部分を再度確認した後、血種を取り除きます。
私の場合、そんなに大きな血種ではなかったし脳の浅い箇所だったから局所麻酔になったんだと思います。
開頭血腫除去術が終わると、頭蓋骨を固定して元の状態に戻します。
※多分、極端に脳が腫れていなかったから、そのまま元に戻したんだと思います。
私の血種ができた部位は、ラッキーにも言語麻痺を回避することができた場所でした。
あと1~2mmでもずれていたら、一生言葉を話すことができなくなっていたと思います。
最後にあとから感じたこと、それは医師に感謝しかなかったことです。
事実、術者の技量がなかったら…。
ということで今回は、私が受けた開頭血腫除去術について触れてみました。
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ボバース記念病院での貴重な体験は、私の中で色あせることはありません。
ちなみに私は3ヶ月に1度、今でもボバーズ記念病院に通院しています。


