脳の病気~髄膜炎菌感染症~
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脳内出血体験談
「頭が痛い」…誰でも一度は経験したことがあると思います。
そしてすぐに治る頭痛は良いのですが、時として頭痛の中には脳に関する重大な病気を潜んでいることがあります。
それが脳血管障害です。
「脳腫瘍・脳内出血・脳梗塞・くも膜下出血」等々いろいろありますが、今回は髄膜炎菌感染症について触れてみたいと思います。
髄膜炎菌感染症の大きな特徴として、「症状に気づきにくい・進行が早く死亡率が高い・後遺症が残る確率が高い」ことが挙げられます。
まず症状に気付きにくいとは普通の風邪のような症状に似ていて、自分自身で判断しにくいことです。
最初に頭がだるい等々の症状が現れ、軽度の発熱や吐き気に襲われます。
「おかしい?」と感じ病院に行ったとしても風邪と判断され、まず髄膜炎菌感染症と気づくことは少ないと思います。
次に髄膜炎菌感染症の第2の特徴として、進行が早いことです。
なんと1~2日で生命に関わる状態に陥ってしまうのです。
事実、髄膜炎菌感染症に気付かないまま放置してしまうと、その時点で5~10%の患者が死に至ります。
ではここで、髄膜炎菌感染症が悪化する原因を探ってみます。
髄膜炎菌を放置してしまうと血液の髄液の流れに乗ってしまい、あっという間に症状が悪化していきます。
さらに髄膜炎菌は他の細菌と比べて100~1000倍の毒素を出すため、症状の進行が異常に早いのです。
だから「風邪かな?」と思っていたら、1~2日以内に意識がなくなりショック状態に陥り、そのまま死んでしまうこともあるのです。
ちなみに日本の髄膜炎菌感染症では、発症後に死亡する割合は19%といわれています。
最後に髄膜炎菌感染症の第3の特徴として後遺症があります。
仮に髄膜炎菌感染症を発症して命を取り留めたとしても、、、早く気づいて適切な治療を受けたとしても、そして回復したとしても、11~19%の割合で後遺症が残ってしまうのです。
・壊疽になり手足を切断してしまう。
・耳が聞こえなくなってしまう。
・言語障害や知能障害などの後遺症が残ってしまう。
このように髄膜炎菌感染症は非常に怖い病気だといえます。
頭痛自体、直接脳が痛くなることはありません。
そして髄膜炎菌感染症も脳にダメージを与えるわけではありません。
ただ髄膜炎菌が1~2日で身体中を走り回ってしまうのです。
感染症なのでそうそう発症する病気ではありませんが、だからこそ気を付けるべきだと思うのです。
是非みなさんも「頭痛の中に髄膜炎菌感染症がある」ことを覚えておいてください。
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ボバース記念病院での貴重な体験は、私の中で色あせることはありません。
ちなみに私は3ヶ月に1度、今でもボバーズ記念病院に通院しています。


