漢方薬の睡眠剤と睡眠を促進する薬について
公開日:
:
脳内出血体験談
施設に入所している母は、今年で90歳になります。
気付いたら施設に入って3年が経ちました(認知度も1→3に)。
そんな母親は夜に徘徊する癖があって…(以前、私も徘徊に悩まされ脳梗塞を発症しました。)
実は施設でも夜に徘徊をしていて、ある意味、施設で働いている介護者にとっても悩みの種になっていました。
先日、私は母親を連れて月1回の病院に連れていき、その旨を先生に相談しました。
「普通に睡眠薬を処方することもできるんですが、そうすると寝起きに頭がフラフラして下手をしたら倒れる危険性があるんですよ。」
そこで先生から提案されたのが漢方薬でした。
〇漢方薬のメリット
・不眠の原因となる心身のバランスを整えることによって、自然な睡眠を促す効果があります。
・漢方薬は睡眠薬と違い睡眠を誘発する作用はなく、即効性はないが服用を続けることによって体質が改善されます。
・漢方薬は安全に使用できる睡眠薬として期待されていて、ほかの睡眠薬の減量効果にもなっています。
上記に明記した漢方薬のメリットを聞いたうえで、私は先生に漢方薬を処方してもらうことに決めました。
※もっとも軽い漢方薬です。
それから病院から帰って、母親の担当者に新しく漢方薬を処方してもらったことを報告しました。
※ちなみにどんなに素晴らしい漢方薬でも、合う合わないがあるのも教えてもらっています。
それから2日後、担当者から電話が…。
「新しい漢方薬を飲んでから、徘徊時間が激しくなってきて…1日2~3時間程度しか寝ないようになったみたいで。」
「しかも夜中に寝ている人のドアを開けて、顔を除くように…。」
とりあえず私の独断で漢方薬を飲むのを中止して、その旨を先生に報告しました。
「ん~~この漢方薬でそんな事例があるのは、私自身も初めてです。とにかく漢方薬は中止してください」と。
それにしても夜中の1~2時から、ずっと徘徊するのも初めてでした(人に迷惑をかけるのも)。
そうして先生と相談して決めた薬が…「睡眠を促進する薬」でした。
この薬は(確か)2~3年前に認可された薬だったと思います。
しかも私も別の病院で処方してもらっていて、寝起きのフラツキもありません(正直、効果があるのかどうかも疑問(苦笑い))。
以降、睡眠を促進する薬を飲ませてもらっているのですが、結果が出るのはもう少し先のことかもしれません。
ちなみに睡眠を促進する薬には「5mg/10mg」があって、まずは5mgを処方してもらっています。
どのような結果がでるのかわかりませんが、とにかく夜グッスリと寝て欲しいものです。
関連記事
-
傷付いた脳は回復する!?!~脳に秘められた回復力~
バイクに乗っている人は必ずヘルメットを装着しています。 それはヘルメットで頭を守るため…では何
-
年金の裁定は本当に有難いので年金を納付することは大切です
私の場合は病気で働けなくなって収入がなくなり、どうしようかと考えていた時に障害年金を知りました。これ
-
脳梗塞後遺症と再生医療について
私は脳内出血を発症したことによって、右片麻痺を発症しました。 そして約20年間、右片麻痺の後遺
-
脳梗塞のチェック方法と検査について
ある程度の年齢になった方は、脳ドッグを受けた方が良いと思います。 しかし時間や経済的に余裕がな
-
脳内出血を起こし脳神経内科に入院する事に
市立中央市民病院で、CT上に脳内出血が認められた私は即座に脳神経内科に入院となりました。そしてベッド
-
若々しい脳を保つためにやるべきこと!
当然のことですが年齢を重ねていけば、脳も衰えてきます。 しかし脳をイキイキとさせる方法があるの
-
脳内出血 リスペリドン ジプレキサ 使用感想
薬が合ってきたのか、そして私の心が絶対に何とかすると言った方向だからでしょうか、幻聴は私を苦しめる話
-
母の認知症~3ヵ月が経過~
1月31日、脳梗塞から認知症を発症して約3ヵ月経過しました。 専属のケアマネージャーも付き「要
-
何故怖い!脳血管障害
脳血管障害を発症した私は、その怖さを十二分理解しています。 ではみなさんは、本当に脳血管障害の
- PREV
- MRIとCTの違い(重要性について)
- NEXT
- 脳に関する豆知識