退院後、3ヵ月目のMRIの結果
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最終更新日:2022/05/26
脳内出血体験談
4月25日、済生会病院で脳動脈瘤のMRIの検査結果がわかりました。
診察室に入る前、どうしても最悪の事態を考えてしまいます。
「もし脳動脈瘤が本当に大きくなっていたらどうしよう/ほかの部位に動脈硬化や認知症の症状が出ていたらどうしよう…」
そしていざ、先生が待っている診察室へ呼ばれました。
そこには、去年の10月と今年の2月の撮影したMRIが比較対象として並べておいてありました。
「○○さん、まずこれが脳動脈瘤なんですが、大きさは2mmと変わっていないので問題ありません。」
「次にこのMRIを見て欲しいんですが…」
一瞬、最悪のことを考えてましたが、結果は最高のものでした!
「この2本の血管を見てください。」
「大きさというか太さがかなり違いますね。」
「そうなんです、左が入院時に撮ったMRIで右が2月に撮ったMRI、右の血管の方が太くなっているのがわかりますよね。」
「はい、わかります。」
「簡単にいうとこの血管は動脈硬化になってしまっていて、かなり危険な状態にあったんですが、現在はその兆候もなくなったような感じがします。」
「つまり血管が回復したってことですか?」
「はい、そうです。」
万歳三唱をしたい気分になるくらい嬉しく、ホッとしました。
「それと先生、認知症とみられるような脳の初見はありましたか?」
「それも大丈夫ですよ、問題ありません。」
多分、大丈夫なんだろうという気持ちを持ちながら、もし悪い方向に向かっていたらどうしようと思う気持ちがあった私。
何度も言いますが、本当に安心しました。
そして先生が言うには、
「○○さんのストレスはかなり大変だったんですね。夜の徘徊に目を向けること自体、かなりしんどかったと思います。」
「はい、2~3時間しか眠れない日々が続いた結果、小脳梗塞を発症しましたから。」
改めて思ったこと…それは「ストレスって本当に怖い!!!」ことでした。
ストレス自体、症状として目に見えるモノではないのでピンとこないかもしれません。
事実、私自身も母親の認知症によるストレスだと思っていましたが、実際にはわかっていませんでした。
しかし「血管の太さが違う」という対象物を目の前に見て、ストレスの恐怖を感じました。
ネットや新聞を通じて、「ストレス」に関するニュースをよく読みます。
「自分はストレスに強い」とも思っていましたが、それは大きな間違いでした。
誰でもストレスを発症する危険性はあるわけで、それが原因としてさまざまな病気を発症することがあるのが(実際に)わかりました。
ということで次のMRI検査は、1年後の2月になりました。
何はともあれ、本当に良かったです。
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