*

仕事に復帰できると信じていた…

公開日: : 最終更新日:2014/04/22 未分類

私は自分自身の中で意識が明確になればなるほど、ある不安がよぎり始めていました。

それは、一向に動かない右手右足のことです。

例えば足であれば膝関節、腕であれば肩関節だけは動かすことができたのですが、指先といった細かい動作はまったく動かすことができなかったからです。

しかし、そうした状態を誰にも相談することはできませんでした。

何故なら、自分自身の中で無意識に最悪の状態を考えていたからだと思います。

とにかく私の中では、
「いずれリハビリをすることによって、身体が動くようになる。そうすれば社会復帰ができる。」と考えていたのは事実でした。

それと妙な話ですが、同僚が誰一人お見舞いに来ないのも不思議な感じがしていました。

それには理由がありました。

あとから妻に聞いた話ですが、「まだ表情を見せる状態でなかったこと/ろれつも回ってなかったこと」等々が理由でお見舞いを断っていたそうです。

それよりなにより…妻は、私がICU(集中治療室)にいる間、医師に「ご主人は右片麻痺で、言葉も話せず一生寝たきりの可能性があります。」と宣告を受けていたのです。

そして、わかっていたと思うのです。
「社会復帰はできなくて、会社も会社都合によって退職することになるだろう。」と…。

私は意識が明確になるにつれて、なんとか身体を動かすことができないか、必死に努力しました。

しかし動かそうとすればするほど各関節に力が入り(硬直)、さらに動かくなるような感じがしていました。

だけど、私にできることはそれぐらいしかなかったのです。

当時の私にとって、仕事に復帰できると信じることだけが自分の気力を支えていたのです。

その気力をすべて無にさせる事件が起こったのは、入院して14日後のことでした(リハビリ担当医の宣告)。

関連記事

no image

若年性脳梗塞の原因と兆候

脳梗塞の発症を考えた時、ほとんどが高齢者に発症しているというイメージがありました。 しかし近年、中

記事を読む

no image

資格を目指す

今でこそテレビのCM等々で頻繁に流れている生涯学習のユーキャン…。 そのユーキャンに代表される

記事を読む

no image

HP作成~そして現実を直視~

ライティング業務を応募する際、必ずといっていいほどこういう文言が書かれています。 「○○文字程度な

記事を読む

脳血管障害~自覚症状~

脳梗塞・脳内出血・くも膜下出血…時と場合によって、命を落とす危険性もあるこられの症状を「脳血管障害」

記事を読む

no image

母が脳梗塞を発症しました

2020年1月31日、母が変なことを言い出しました。 朝7:30に朝食を食べたばかりなのに朝食

記事を読む

no image

脳血管障害の最新治療法~rt-PA(アルテプラーゼ)静注療法~

脳血管障害治療は、凄い加速で発展していると思います。 そして私自身が脳血管障害で倒れた時、最新治療

記事を読む

no image

脳血管障害発症後に起こる異常行動について

脳血管障害を発症した場合、さまざまな苦境が待ち受けていることを、もっと多くの人が知るべきだと思います

記事を読む

no image

ネットビジネスで収入を得た

意を決して、私は先生様のサイトへ応募しました。 (※ちなみに私は東京在住でなかったため、出張という

記事を読む

no image

脳血管障害で障害者手帳をもらう方法

脳血管障害(=脳梗塞や脳内出血)によって身体的後遺症を発症した場合、公的支援を受けることができます(

記事を読む

no image

脳血管障害~後遺症の回復は長期戦~

脳血管障害による片麻痺後遺症を発症。 治療が終わり次第、すぐにリハビリに取り掛かるわけですが、その

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


no image
母親の介護保険被保険者証について

母親は3年前から介護保険サービスを利用していて、その時に「要支援・要介

no image
脳内出血後の余命について

私が脳内出血を発症して、はや25年が経とうとしています。 その中

no image
友だちがくも膜下出血を発症!!!

2024年1月、友人たちと新年会をしていた時、その中の1人が「あかん、

no image
副業で稼げる方法をお渡しします。第二作目

先生様、アフィリエイター様…そしてまったくパソコン初心者の私のために、

no image
副業で稼げる方法をお渡しします。

現在、私の月収は150万円を超えています。 そして、ふと自分の人生を

→もっと見る

  • ボバース記念病院での貴重な体験は、私の中で色あせることはありません。 ちなみに私は3ヶ月に1度、今でもボバーズ記念病院に通院しています。 ボバース記念病院に通院した体験談

  • 私は人生に行き詰った時霊場を訪れ、神様の力を得ようと勤めています。 (病気のため、ペースはゆっくりです。) 写真は、霊場高尾山から見た富士山です。

  • 私の尊敬するトムハンクスの手形です。 海外旅行ができるのもひとえにネットビジネスのおかげです。 ネットビジネスは平等に可能性をもたらしてくれます。 私の人生は、非常に幸運なものでした。 (2012年5月撮影 ハリウッドのグローマンズ・チャイニーズ・シアターにて)

  • このコミュニティセンターでは、情報交換はもとより様々な内容を書き込んでいこうと思っています。 当然のことですが、私の情報商材を購入してくれた方/これから購入して頂ける方も入会して頂きたく思います。 また私ごとですが、これを機会に「この情報商材は良いぞ!」と思った場合、随時購入しようと考えています。 SNSで情報商材の内容を漏らすことはできませんが、契約違反にならない程度に情報交換をしようとも思っています。
PAGE TOP ↑