医師からの宣告
公開日:
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最終更新日:2014/04/22
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入院から14日後、初めてリハビリ担当医が私の状態をチェックするためにやってきました。
ベッドから起き上がることもままならない私は、ベッドに寝転んだまま、様々な動きをさせられました。
(※実際はさせられたというよりは、まったくできない動きばかりでした。もちろん健常者なら、無意識にできる動きです。)
約20分かけて、リハビリ担当医は入念に私の動きを確認していました。
そして私にこう告げました…「明日、私の処置室に来てください。」と…。
私は心の中で、「明日からきちんとしたリハビリが始まるんだ!頑張るぞ!」と力がみなぎったことを今でも覚えています。
朝10時、私はベッドから車いすに乗せられ、リハビリ担当医がいる処置室に妻と行きました。
(※実はこのとき、発症後初めてベッドから起きました。)
処置室でちょっとだけたわいもない話をしたあと、リハビリ担当医からこう言われたのです。
「脳血管障害が発症して2週間、包み隠さず言います。あなたの身体はもう以前のように動くことはありません。」
「先生、たった2週間しか経っていないのに、どうしてもう動かないと断言できるんですか?」
「麻痺の程度は人それぞれですが、発症後2週間経過した時点の動きで麻痺の度合いを推し量ることができます。」
「あなたの場合、指先はまったく動きません。それはすでに脳神経が死んでいて動かしようがないわけです。」
私は処置室で、リハビリ担当医の話を冷静に聞いていました(聞こうと努力していました)。
そして処置室を出るとき、リハビリ担当医は次の言葉を投げかけました。
「右片麻痺で身体が動かない、不自由になる現実を早く受け止めてください。そして第二の人生をスタートさせてください。」
その言葉に対して、私は無言…妻は「ありがとうございました。」と頭を下げて処置室をあとにしたのです。
処置室から6人部屋の一般病棟に戻る間、私は頭が真っ白になり、妻の問いかけに対しても無言でした。
そしてベッドの周りをカーテンで仕切ってもらい…布団で顔を隠し泣き続けたのです。
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ボバース記念病院での貴重な体験は、私の中で色あせることはありません。
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