*

1週間のICU治療

公開日: : 最終更新日:2014/04/22 未分類

みなさんはICU(集中治療室)をご存知でしょうか。

[ICU…重篤な急性機能不全の患者の容態を24時間体制で管理することによって、より効果的な治療を行う場所をいう。]

妻に聞いたところ、私は1週間、ICUで生死の境を彷徨っていたそうです。

そして、妻は担当医からこう告げられていたそうです。

「何とか命はとりとめることはできると思いますが、身体に重篤な麻痺を残すことになると思います。」

担当医に言われた重篤な麻痺とは、右片麻痺で言語障害(言葉が話せない)…そして、将来的に寝たきり状態…。

そのように告げられた妻の感情は、どれほど心労が溜まったか想像だにすることができません。

そして私自身、ICUではまったく意識はなかったのですが、家族が話しかけると目を開けて何か話そうとしていたそうです。

急きょ、私の両親も大阪から離れている故郷から駆け付けたそうです。

またこれもあとから両親から聞いた話ですが、右片麻痺を発症したため、右半分の身体の筋肉すべてがダランと垂れてしまっていたそうです。

それがわかる顕著な部分は顔だったそうです。

まぶた・頬肉も垂れ下がり、家族以外の誰にも見せられないほどおぞましい顔になっていたそうです。

事実、幼少の2人の子どもたちは私の顔が元に戻る数週間、病院には来なかったそうです。
(※顔の表情は動かし続けることによって、元の表情に戻ります。)

このようにICUの1週間、私は意識がなかったため、自分の現状を知る由もありませんでした。

しかし意識が目覚めICUから一般病棟(6人部屋)に変わった瞬間から、自分の意識が徐々にではありますが蘇ってきました。

そして意識の蘇りが、それから数年間続く自分(家族)の葛藤の始まりだったのです。

・不自由な自分の身体…
・会社都合によって退職することで、収入がなくなる(仕事がなくなる)…
(※ちなみに現在の私の症状は、理学療法士・作業療法士による訓練によって右片麻痺でありますが、歩くことも話すこともできます。)

関連記事

no image

脳内出血を発症する前の生活を振り返る…

  私はある商社で働いていました。 もちろん自分のやりがいのある仕事でしたが、

記事を読む

no image

脳梗塞の最先端治療~rt-PA(アルテプラーゼ)静注療法

脳血管障害は、「脳血管に血栓が詰まる脳梗塞/脳血管が破裂する脳卒中/脳血管にできたコブが破れるくも膜

記事を読む

no image

ネットで副業(SOHO)を知る

アルバイト求人でさえすべて断られた現実を直視しながらも、それでも私は数少ない求人に応募し続けていまし

記事を読む

no image

片麻痺に負けない人生を送る

確かに脳血管障害で倒れて、気が付いた時は入院で寝たきり~自分自身の身体がどうなっているのかさえもわか

記事を読む

no image

ライティング業務

2003年の個人情報保護条例が近づくにつれて、徐々にデータ入力業務は減っていました。 (※当然、デ

記事を読む

no image

情報商材に出会う

数少ない副業業務が終われば、あとの時間はインターネットで検索する日々…「何か身になる情報はないだろう

記事を読む

no image

障害者雇用と企業側の本音と現実

私は会社で働きたいという意思を持っていたのにも拘わらず、すべての会社から断られました。 それでかな

記事を読む

no image

脳血管障害発症後に起こる異常行動について

脳血管障害を発症した場合、さまざまな苦境が待ち受けていることを、もっと多くの人が知るべきだと思います

記事を読む

no image

脳血管障害が再発しないための薬について

脳血管障害を発症してしまうと、再発しないようにするためさまざまな薬剤を飲むことになります。 そして

記事を読む

no image

脳血管障害を発症した芸能人

脳血管障害は、誰にでも発症し得る病気です。 もちろん、それは芸能人も例外ではありません。 この項

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


no image
介護士という職業について

私は2年前から週1回、介護士にサービスを要請してもらっています。

no image
副業で稼げる方法をお渡しします。第二作目

先生様、アフィリエイター様…そしてまったくパソコン初心者の私のために、

no image
副業で稼げる方法をお渡しします。

現在、私の月収は150万円を超えています。 そして、ふと自分の人生を

副業に対する自分自身の思いが収入に繋がります…

  私は副業(情報商材レター)を読むにつけ、い

no image
脳内出血によるリハビリの限界について(個人的見解)

37歳という若さで脳内出血を発症した私。 今までブログ等々で実年

→もっと見る

  • ボバース記念病院での貴重な体験は、私の中で色あせることはありません。 ちなみに私は3ヶ月に1度、今でもボバーズ記念病院に通院しています。 ボバース記念病院に通院した体験談

  • 私は人生に行き詰った時霊場を訪れ、神様の力を得ようと勤めています。 (病気のため、ペースはゆっくりです。) 写真は、霊場高尾山から見た富士山です。

  • 私の尊敬するトムハンクスの手形です。 海外旅行ができるのもひとえにネットビジネスのおかげです。 ネットビジネスは平等に可能性をもたらしてくれます。 私の人生は、非常に幸運なものでした。 (2012年5月撮影 ハリウッドのグローマンズ・チャイニーズ・シアターにて)

  • このコミュニティセンターでは、情報交換はもとより様々な内容を書き込んでいこうと思っています。 当然のことですが、私の情報商材を購入してくれた方/これから購入して頂ける方も入会して頂きたく思います。 また私ごとですが、これを機会に「この情報商材は良いぞ!」と思った場合、随時購入しようと考えています。 SNSで情報商材の内容を漏らすことはできませんが、契約違反にならない程度に情報交換をしようとも思っています。
  • メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

    8人の購読者に加わりましょう
PAGE TOP ↑