*

アルツハイマー病の新薬「レカネマブ」について

公開日: : 脳内出血体験談

ついにというか、やっと認知症の原因となっている病気の1つであるアルツハイマー病の新薬が認可されたみたいです。

その新薬が「レカネマブ」!(ちょっと覚えにくい名前かも)

アルツハイマー病(認知症)を発症した人の脳には、アミロイドβという異常なたんぱく質が溜まることがわかっています。

このアミロイドβによって神経細胞が破壊され脳が委縮 → その結果、脳の働きが低下すると考えられています。

そうした状況の中、日本とアメリカの製薬会社が共同開発したのがレカネマブなんです。

※レカネマブ=アルツハイマー病の原因物質に直接働きかける治療薬。

そして2023年8月21日、厚生労働省はついにレカネマブの使用を認めることを了承したのです!!!

※ちなみに早ければ年内にも患者さんに使用されるといわれています。

ここで(改めて)アルツハイマー病について、簡単に触れてみたいと思います。

アルツハイマー病は認知症と診断された高齢者の約60%以上を占めています。

また厚生労働省によると、日本の認知症患者は2020年の時点で約600万人いると推計されていて、

さらに団塊の世代が全員75歳以上の後期高齢者になった場合(2025年)、約700万人にのぼると予測しています。

次にアルツハイマー病の新薬であるレカネマブについて、もう少し触れてみたいと思います。

日本の製薬会社エーザイとアメリカの製薬会社バイオジェンの共同開発されたのがレカネマブ!

このレカネマブの凄いところは、脳に溜まったアミロイドβという異常なたんぱく質を取り除くことができることです。

※アミロイドβを取り除けば、アルツハイマー病の進行を抑制することができると考えられています。

それとレカネマブを使用する対象者ですが、認知症を発症する前の「軽度認知障害」の患者さんや、アルツハイマー病の発症が早期段階の患者さんです。

※当たり前のことですが、認知症の誰もがレカネマブを使用することができるわけではありません。

このようにレカネマブは2023年(年内)にも上記の患者さんたちに使用される予定なんですが、発売するにあたり(日本では)まだ決まっていない肝心なことがあります。

それはレカネマブの価格設定です。

ちなみにアメリカでは1人当たり平均で年間2万6500ドル(日本円に換算すると約385万円)として設定されています。

仮に年間400万円かかる場合、誰もがレカネマブを使用することはできないという状況が生まれます(→高額医療)。

今後、日本が考えなければならない問題は、どれだけ使用料を軽減することができるかだと思います。

※高額医療状態が続けば、宝の持ち腐れになりかねません。

関連記事

no image

現在の私の身体の状態について

今回は私の身体の状態について話そうと思います。 6月末頃(梅雨になる前)、気温が35度を超えて

記事を読む

no image

母がグループホームに入所しました。

ケアマネージャーや家族や親族の助言によって、母をグループホームに入所させることになりました。

記事を読む

no image

コロナ感染症が脳を犯している?!?(アルツハイマー病)

母親が入所している施設は今、大変な状況になっています。 もちろん施設で母親たちの面倒をみてくれ

記事を読む

no image

母親が帯状疱疹になりました…

11月13日 1週間に1回のデイサービスに面会に行く。 帰宅する間際、母親が頭を擦っていたので

記事を読む

no image

認知症予防のための脳トレ

厚生労働省によると、7人に1人の割合で認知症を発症している統計が出ています。 さらに高齢者社会

記事を読む

no image

脳内出血と手術について

おぼろげですが脳内出血で倒れた後、病院に搬送され集中治療室(ICU)に運ばれました。 その時、

記事を読む

no image

脳内出血後に自身の身体で変化した事は何か

私が脳内出血を起こして、医者は麻痺が残ったり動けなくなるかもしれないとして経過を見ていました。脳梗塞

記事を読む

no image

脳内出血とうつ病と自殺について

私自身、脳内出血になって手足が動かないことを知った瞬間、ある想いだけがずっと脳裏をよぎっていました。

記事を読む

no image

何とかぎりぎりの崖っぷちを歩く感覚で一家四人で生活していました

病気の事もあり、自分の身体を優先し生活することにしました。と言うのは誰かに文句を言われていると思いこ

記事を読む

no image

脳内出血 リスペリドン ジプレキサ 使用感想

薬が合ってきたのか、そして私の心が絶対に何とかすると言った方向だからでしょうか、幻聴は私を苦しめる話

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


no image
母親が帯状疱疹になりました…

11月13日 1週間に1回のデイサービスに面会に行く。 帰宅する

no image
脳内出血(脳梗塞)発症後の怒り(暴言)について

もしあなたの親戚や友人が脳内出血を発症したなら、いろいろ気になることが

no image
本当に怖い夏バテ(だった)!!!(回顧録)

毎年のように猛暑による夏バテに悩まされている私…。 しかし今年は

no image
現在の私の身体の状態について

今回は私の身体の状態について話そうと思います。 6月末頃(梅雨に

no image
睡眠薬と睡眠改善薬、いったい何が違うの?

「睡眠薬・睡眠導入剤・睡眠改善薬」などのように睡眠薬に関する用語は、想

→もっと見る

  • ボバース記念病院での貴重な体験は、私の中で色あせることはありません。 ちなみに私は3ヶ月に1度、今でもボバーズ記念病院に通院しています。 ボバース記念病院に通院した体験談

  • 私は人生に行き詰った時霊場を訪れ、神様の力を得ようと勤めています。 (病気のため、ペースはゆっくりです。) 写真は、霊場高尾山から見た富士山です。

  • 私の尊敬するトムハンクスの手形です。 海外旅行ができるのもひとえにネットビジネスのおかげです。 ネットビジネスは平等に可能性をもたらしてくれます。 私の人生は、非常に幸運なものでした。 (2012年5月撮影 ハリウッドのグローマンズ・チャイニーズ・シアターにて)

  • このコミュニティセンターでは、情報交換はもとより様々な内容を書き込んでいこうと思っています。 当然のことですが、私の情報商材を購入してくれた方/これから購入して頂ける方も入会して頂きたく思います。 また私ごとですが、これを機会に「この情報商材は良いぞ!」と思った場合、随時購入しようと考えています。 SNSで情報商材の内容を漏らすことはできませんが、契約違反にならない程度に情報交換をしようとも思っています。
  • メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

    8人の購読者に加わりましょう
PAGE TOP ↑