MRI検査にかかる時間について
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脳内出血体験談
以前、MRI検査にかかる時間は非常に長かったと記憶しています。
極端なことを言うと、検査してから数日経ってやっと検査結果がわかる…という感じでした。
でも現在のMRI検査にかかる時間はどうなっているのでしょうか。
今回はそれについて話してみたいと思います。
MRI検査は磁石と電波を利用して、身体の状態を断面像として撮影する検査方法です。
そしてMRI検査をすることによって、脳や身体のさまざまな部位(腰や膝など)の病巣を発見することができます。
どちらにせよ、いろいろな病気の早期発見に役立てることができるのです。
そんなMRI検査は現在、どのくらいの時間を要しているのでしょうか?
〇脳のMRI検査の場合…
MRI検査に掛かる時間は約20~30分です。
※これは服装を着替える時間も含んでいて、実際にMRI検査装置に入ってから約20分になります。
※また造影剤といった撮影する手段にによっても時間が変わってきます。
次にCTなどに比べて、MRI検査が優れている点について説明します。
〇MRI検査は骨の影響を受けないので、鮮明な画像を得ることができます。
〇ちょっとした脳梗塞などの病変も明確に捉えることができます。
〇X線による被爆の心配をすることなく、安心してMRI検査を受けることができます。
それとMRI検査の場合、発病してから数時間後には病巣の変化を確認することができます(脳梗塞や脳内出血にとって特に有効な検査)。
それからMRI検査の注意事項についても触れておきます。
〇食事に関して…
検査をする部位や造影剤の使用の有無によって、食事などの摂取制限の指示があります。
脳のMRI検査に関しての摂取制限はありません。
〇服装に関して…
一般的にMRI検査用の検査着に着替えます。
それと同時にMRI検査をする時、絶対に身に付けてはいけないものがあります。
・金属製のヘアピン(髪留め)
・メガネやコンタクトレンズ、補聴器や入れ歯
・ネックレスやブレスレット、イヤリングやピアスや指輪、腕時計(貴金属類)
・湿布薬(使い捨てカイロ)
・財布やスマホ、クレジットカードなどの貴重品類
・ボルダー心電図
(電極と小型の機械を身体に着けて、2方向(種類)の心電図を24時間記録するもので体内に装着しています。)
最後にMRI検査をしている時に動いてしまうと、写真がぶれてしまいます(写真の機能を見失います)。
だから絶対にジッとしておく必要があります。
※ちなみにどうしても身体が動いてしまうようだったら(気分が悪くなったなど)、手元のブザーを押して検査員に知らせてください。
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