MRI検査をする理由について
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初めて私がMRI検査を受けたのは、脳内出血で倒れた時だと思います。
もちろんその時は意識不明で、何をどうされたのかまったく記憶にありません。
そして意識が戻った時、医師からMRI検査で分かったことを教えられました。
脳のレントゲンを見せられ、「白くなっている部分があるでしょ。この部分が脳内出血を発症したところです」と…。
本当に真っ白で、改めて脳内出血があったことを自覚させられた瞬間でした。
ということで今回は、MRI検査をする重要性(理由)について触れてみたいと思います。
まずどのような時にMRI検査を受けた方がいいのでしょうか。
医師は脳血管障害の可能性があると思われる患者に対して、MRI検査をする権利(義務)があります。
その他にも「めまいやふらつき・片頭痛」といった症状がなかなか治らない場合、個々でMRI検査を受けることもできます。
また「今は特に症状はないが、念のためにMRI検査を受けたい」という人が増えています(脳ドック検査)。
このようにちょっとした症状から重篤な症状に至るまで、いろいろなシチュエーションでMRI検査を受けることができます。
ちなみに50歳を過ぎたら、一度は脳ドックをすることをお勧めします。
何故なら自分自身で気付かない脳の病気を発症している危険性があるからです。
例えば「手足が震える・ろれつが回らなくなる・激しい頭痛・首の痛み」等々を感じた場合は、特にMRI検査を受けるべきだと思います。
次にMRI検査を受けることによって、どのようなことがわかるのかに触れてみたいと思います。
脳内出血や脳梗塞はもちろんのことですが、くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤や過去に自分が気づかないうちに起こした無症候性の梗塞や出血も見つかることがあります。
※無症状の脳梗塞は要注意が必要です。小さな出血だったから気付かなかったに過ぎないからです。
「脳ドックなんて受けなくても平気だ!」と考えている中高年は、以前として多い傾向にあると思います。
しかし脳内出血や脳梗塞を起こしてしまった人から言わせると、愚の骨頂な考えだと…。
何故なら普通の病気なら手術をして完治することができますが、脳に関する病気の場合、非常に怖い後遺症という代償を負うことになるからです。
右片(左方)片麻痺になってしまう自分を想像してみてください。
本当に自分の人生が一変します。
そして後に残るのは後悔だけだからです…。
是非、みなさんもMRI検査を受けてみてください。
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