失語症の恐怖は、障害者だけでなく家族にも襲い掛かる
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私は脳血管障害の後遺症の中で、もっとも辛いと感じる障害は「失語症」ではないかと思っています。
○失語症とは…
脳の言語中枢を司る細胞が壊死することによって、言葉による表現や理解ができなくなるだけでなく、「話す/聞く/書く/読む/計算」などの言語機能全てができなくなる障害をいいます。
当然のことながら私も感覚的部分しかわからないのですが、失語症を発症してしまうと「見知らぬ外国に置き去りにされた。」ようなものだと思うのです。
想像してみてください。
言葉がまったくわからない場所に、一人ぼっちにされてしまう…。
声は聞こえていてもその言葉の意味が分からず、聞きたいことがあっても尋ねようとしても声がでない…。
そして失語症を発症した本人もそうですが、家族も大変だと思います(=辛い)。
私の場合、溜まりに溜まったストレスを発散する意味で、家族に八つ当たりしている時期がありました。
そうしたストレスが発散できるのも、言葉が話せるからなのです(=もちろん聞くこともできます)。
しかし失語症の場合、ストレスを発散しようにも「どうしたら発散することができるのか。」わかりません。
言葉にして話す意思があったとしても、何を話していいのかわからない…とにかくジレンマ状態が続くだけです。
家族にしてみても、言葉に出していってもらった方がどんなに気が楽になるかわかりません。
ボバーズ記念病院にリハビリ入院している時、失語症を発症した家族の方がお見舞いに来ていました。
医師は、次のように言っていました。
「患者さんの性格や会話の特徴を一番よく知っているのは、ご家族の皆さんです。だから話すことができないからといって、諦めないでください。」
「これからは根気よく話しかけ、コミュニケーションを図ることが重要です。」
医師の言うことは、もっともなことだと思います。
しかしそうしたコミュニケーションを図ることが、いかにきついかということを知ることになるのは家族です。
本当に私は、失語症を発症しなくて良かったと心から思っています。
(※仮に失語症を発症していたら、こうしてネット副業やブログをすることはできません。)
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ボバース記念病院での貴重な体験は、私の中で色あせることはありません。
ちなみに私は3ヶ月に1度、今でもボバーズ記念病院に通院しています。


