昨年、発症がわかった脳動脈瘤について
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最終更新日:2023/01/24
脳内出血体験談
2021年の暮れ、母親の認知症(夜の徘徊)とそれにまつわるストレスが重なり脳梗塞を発症しました。
そして脳梗塞を発症した時、脳のどの部位で発症したのかがわからず、4回もMRIを受けました。
ようやくわかったのが小脳の脳梗塞!
実はそれと小脳梗塞がわかったのと同時に、もう1つの病気が判明しました。
それは脳動脈瘤があったことです。
〇脳動脈瘤
脳の動脈の一部がコブのように膨らんでしまう病気で、高血圧と同じでしばらくの間は無症状が続きます。
しかしそのコブが2cm、3cm~と膨らんでしまうと破裂してしまいます(くも膜下出血)。
そんな脳動脈瘤は、一体何が原因で発症するのでしょうか?
根本的な原因はいまだにわかっていませんが、「喫煙・高血圧・遺伝的要因」が関係していると言われています。
ちなみに私の動脈瘤の大きさは2~3mmで非常に小さいことから、経過観察をしてくださいと医者にいわれています。
※それと同時に年に1回、必ずMRIを受けてくださいと。
そして2023年2月、2回目のMRIを受ける予定になっています。
ではもう少しわかる範囲で、脳動脈瘤の原因について考えてみたいと思います。
血管には中膜という層があるのですが、この中膜に血流のストレスが蓄積すると、脳動脈瘤が大きくなり破裂してしまうようです。
※しかしどうして脳動脈瘤ができるのかがわかっていません。
これが脳動脈瘤の原因だと考えられています。
※それと若い方でも脳動脈瘤を発症することもありますが、一般的に発症するのは50歳以降の年代です。
このように無症状の脳動脈瘤ですが、発見されるのはタマタマなのが現状です。
とにかく無症状なのですから…。
私の場合、脳梗塞を発症した部分がわからなくて、何度もMRIを受けたのが幸いしたようです。
事実、脳動脈瘤ができた部位は、非常にわかりづらい部位に合ったようです。
最後に脳動脈瘤を破裂させないためには、第一に血圧が高くならないように管理することが重要だと言われています。
また喫煙が脳動脈瘤の破裂率を高めるといわれているので、喫煙する人は絶対に禁煙する必要があります。
※ちなみにそれ以外は、普段の生活をすれば問題ありません。
仮に脳動脈瘤が大きくなった場合、脳動脈瘤の破裂を予防するため、「開頭クリッピング術/血管内コイル塞栓術」が行われます。
もちろん検査をしてコブが大きくなってなかったら経過観察の継続になりますが、もし大きくなっていたら…当然のことですが手術をしなければいけません。
手術は内腿からカテーテルを挿入するもので、日帰り・もしくは1日だけ入院することになります。
1年経って脳動脈瘤がどうなっているのか、私自身も少し不安があります。
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