脳血管障害と理学療法士と作業療法士
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ボバース記念病院に通院した体験談
脳血管障害(=脳内出血)によって右片麻痺という障害を持った私は、リハビリだけのためボバーズ記念病院に3ヶ月入院しました。
もちろんリハビリというくらいですから、朝から夕方まで社会復帰に向けて、リハビリ訓練をすることになります。
そしてこのボバーズ記念病院には、たくさんの「理学療法士と作業療法士」が在籍していて、私たちの障害に対峙しています(=向き合ってくれています)。
ここで、理学療法士と作業療法士の仕事内容について触れてみたいと思います。
○理学療法士…
「座る/立ち上がる/寝転ぶ/寝返りをする」等々の動作は、私たちの日常生活において必ずしなければならないことです。
理学療法士はそうした日常生活における基本的動作に対して、機能回復動作をサポートしてくれるのです。
例えば立つことがままならない障害者であれば、徹底的に「立つ」という動作を反復させ、自分自身の身体に覚えさせようとしてくれます。
ちなみに理学療法士は、身体障害者だけのサポートをしているわけではありません。
例えば腕や脚を怪我した(=骨折)した人に対して、スポーツリハビリの観点から、以前と同じように動作ができるようサポートしてくれます。
○作業療法士…
理学療法士が身体をサポートするのに対して、作業療法士は心のリハビリをサポートする役割を担っています。
例えば日常生活を過ごしてもらう上でのリハビリサポートだけでなく、その過程に至る精神的(心)サポートをしてくれます。
(※日常生活…手指を動かす/食事をする/入浴をする等々。)
ボバーズ記念病病院では、基本的に入院している期間の理学療法士と作業療法士は固定されています。
初めは障害者だという負い目もあって、斜に構えている部分もありました。
しかし真正面から自分の障害に対峙する姿を見ることによって、妙なわだかまりはすぐになくなります。
そして今では、年賀状やメル友として(=普通の友だちとして)交流しています。
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