新しい総合病院での出来事
公開日:
:
最終更新日:2018/09/30
脳内出血体験談
私の母親は今年84歳になり、今まで1人で住んでいました(父親は4年前に86歳で他界)。
そんな母親はボケてはないのですが怪我することが多くなり、長男としては「そろそろ帰った方がいいのではないか!」と悩んでいました。
そして今年の7月、家族を残して実家に戻ることにしました。
※ちなみに妻は会社に従事、2人の子どもたちはすでに自立しています。
さっそく8月、今まで通院していた病院の先生からの紹介状を持参し、地元の済生会病院(唯一の総合病院)へ行きました。
済生会病院では「現時点での身体の状況を把握したい」ということで、下記に明記することが診察されました。
○内科
ここでは「血圧測定・血液検査・心電図・レントゲン・尿検査」をした後、現況に問題なしと医師に言われ、今まで通り高血圧の薬を処方されました(約3ヶ月分)。
○脳神経内科
ここでは脳検査を確認したいということで、CTスキャンが行われました。
もちろん脳にも異常は見られませんでしたが、医師からあることを言われました。
「脳血管障害を発症した患者さんには、必ず認知症検査を受けてもらっています。」
私はまだ50歳代で身体に不自由さはあるものの、頭はボケていないと確信していました。
そして「納得がいかない」と思いつつ、認知症検査を受ける羽目になりました。
認知症検査には、このようなことが行われました。
「自分の生年月日・今日の日付・医師が示した指の形を、同じように指で作る・簡単な計算問題」等々。
認知症検査には「長谷川式認知症簡易評価スケール?ミニメンタルステート検査(MMSE)・ウェクスラー記憶検査(WMS-R)」があり、済生会病院では長谷川式認知症簡易評価スケールが採用されていました。
当たり前のことですが、結果は正常です(まったく問題なし)。
だけど急に認知症検査をするといわれた時、間違いやすい問題があるのも事実です。
例えば、「今日の日付」は最たるものかもしれません。
私自身、いちいち日付を気にしていません。
その日、たまたま新聞を読んでいたのでわかったに過ぎないからです。
それと急きょ引越しを決めて実家に帰省したため、住民票の変更届をまだしていませんでした。
障害者手帳を持っている私はいつも診療代500円を支払うだけなのですが、なんと約6,000円請求されたのです(薬代は約4,000円)。
「おかしい!」と思い問い合わせてみると、「その市の障害者保険がなければ保険料は500円ではなく、健康保険の3割負担になります」と言われたのです。
「でも住民票を転出してその市の住民票を取得すれば(健康保険・障害者保険)、差額分は返金します」と。
まさに目から鱗でした。
私は、「どの街でも500円で診療を受けられる」と勘違いしていたのです。
だから(すぐに)、私は以前住んでいた市の「住民票転出届」をサイトからダウンロード。
すると市から転出届が届き、今の市役所に手続きをすれば「住民票・保険証・障害者保険」が新たに発行されます。
とまぁ何かとバタバタしましたが、現在はようやく実家(母親)のサイクルにも慣れ、それなりに充実した日を過ごしている感じです。
関連記事
-
身体と心のリハビリが脳について必要になってきます
脳内出血は外見上、障害が残ったという感じはありませんでした。目と右足に障害が残りました。それに身体の
-
脳内出血後の余命について
私が脳内出血を発症して、はや25年が経とうとしています。 その中で母親の認知症が原因で(夜間の
-
昨年、発症がわかった脳動脈瘤について
2021年の暮れ、母親の認知症(夜の徘徊)とそれにまつわるストレスが重なり脳梗塞を発症しました。
-
日常生活やリハビリ運動を阻害する「クローヌス」
脳内出血で倒れて、しばらくしてから本格的にリハビリ専門病院でリハビリテーションをしました。 そ
-
退院後、3ヵ月目のMRIの結果
4月25日、済生会病院で脳動脈瘤のMRIの検査結果がわかりました。 診察室に入る前、どうしても
-
脳に損傷を受けた場合脳波を調べます
脳内出血をし、そして外科的治療を施した場合、気になるのは脳波です。外見上全く普通に見えたとしても、脳
-
友だちがくも膜下出血を発症!!!
2024年1月、友人たちと新年会をしていた時、その中の1人が「あかん、なんか急に頭が痛くなった」と…
-
薬を合わせるのにはやはり入院したほうが良い場合があります
脳内出血をしたからと言って脳神経内科、脳神経外科で薬は出ませんでした。これは患者本人は何処も悪くなか
-
健康な人にも起こり得る脳腫瘍
先日、日曜日の朝の番組に「関ジャニ∞安田章大」がゲスト出演していました。 ビックリしたのですが
- PREV
- 秋も気を付けなければいけない脳血管障害
- NEXT
- 脳血管障害者を支える家族の心構え