脳血管障害が再発しないための薬について
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脳血管障害を発症してしまうと、再発しないようにするためさまざまな薬剤を飲むことになります。
そしてそうした薬剤は、「良くなったから中止」するモノでもありません。
つまり、一生飲み続けなければならないのです。
何故なら薬剤を中止した途端、脳血管障害の再発が往々にしてあるからです。
(私の友人も薬剤を中止したため、再発しました。)
どちらにしても、自分が処方する薬剤が「何に対して効果があるのか」きちんと把握する必要があるのです。
この項では、脳血管障害を発症した患者さんが処方する薬剤について触れてみたいと思います。
○脳血管障害の慢性期に使用される薬剤…
(慢性期=再発予防のための薬剤)
脳血管障害の基礎治療薬として、「カルシウム拮抗剤・スタチン製剤・抗凝固薬・抗血小板薬」等々が処方されます。
脳血管障害を発症する主な原因は、高血圧や高脂血症による血栓が挙げられます。
「血液が凝縮する→血栓ができる(血の塊)→血管に血栓が詰まる→脳血管障害を発症」
「カルシウム拮抗剤・スタチン製剤・抗凝固薬・抗血小板薬」を処方することによって、血栓ができることを防ぎ~血液をサラサラにするのです。
(血液がサラサラであれば血管が詰まることはありません。血液がドロドロであれば、血管が詰まりやすくなります。)
ちなみに血液が固まる仕組みとして、血液中の血小板が影響を及ぼしてるといわれています。
(血小板にさまざまな物質が反応して…しかし、まだ血小板による凝固は明確に解明されていません。)
また脳血管障害の慢性期に使用される薬剤とは別に、抗てんかん薬を処方される患者さんもいます。
てんかんとは、大脳が異常に興奮することによって発症する発作をいいます。
抗てんかん薬を処方していれば発作を起こすこともありませんが、飲み忘れてしまうと急に身体全体が硬直して倒れます。
安静にしていれば発作は治まるのですが、初めててんかん発作を見た人は驚かれると思います。
このように脳血管障害を発症してしまうと、その再発を防ぐためにさまざまな薬剤を処方しなければいけないのです。
そして、絶対に処方された薬剤を勝手に辞めないでください…。
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