*

自暴自棄

公開日: : 最終更新日:2014/04/22 未分類

リハビリ担当医から宣告された「もう右手右足は動かない」という現実を突きつけられて以来、数週間、私の精神状態は錯乱そのものでした。

例えば4階の一般病棟に入院していたわけですが、
「ここから死ねたらどんなに楽になるんだろう。」「早く死にたい」…

激しい喜怒哀楽を交錯させながら、私はずっとそういうことを考え続けていました。
(※実は窓の外には柵が設けてあり、変な行動ができないようにされていました。)

それ故、リハビリ担当医から言われた「1日にしなければならない運動」もまったくする気力がありませんでした。

とにかく、外を眺めては涙涙涙…。

ここで脳血管障害(脳内出血)を発症して約3週間、私の身体の状態を知らせておこうと思います。

右片麻痺になるということは、「身体の右半分が動かない=重力に逆らうことができず、ダランと力が入らない」状態を意味します。

事実、リハビリ担当医から「30分間、足を出してベッドに座り続ける」運動療法をするように言われていたのですが、
10分も座り続けると、知らない間に身体が右方向に傾いてしまうのです。

その頃の私はまだそういう感覚になることもわからず、私の状態に誰も気づかなければ…そのまま倒れてしまっていました。

そして倒れたら倒れたで大声を張り上げる…しかし看護師からみると、そうした症状も「仕方のないこと」とわかっていたようです。

何故なら「時間が経てば、そうした言動(行動)もおさまる」ことを知っているからです。

今考えてみると、この時期がもっとも最悪であったことは言うまでもありません。
(※もちろん、私以上に妻はもっと苦しんでいたと思います。)

ちなみに自暴自棄になっていた私ですが、今ではきちんと身体の状態を説明してくれたリハビリ担当医に感謝しています。

右片麻痺という症状を早く教えてくれたことで、誰もが通るであろう自暴自棄の状態が早く終わったからです。

事実、発症から約4ヶ月後、自暴自棄から脱却すべき大きな動きがあったのです。

関連記事

no image

障害者に交付される障害者手帳について

20歳になってきちんと税金を納めていて、病気や事故などによって身体に後遺症を発症した場合、障害者手帳

記事を読む

no image

情報商材に出会う

数少ない副業業務が終われば、あとの時間はインターネットで検索する日々…「何か身になる情報はないだろう

記事を読む

no image

脳内出血を発症する前の生活を振り返る…

  私はある商社で働いていました。 もちろん自分のやりがいのある仕事でしたが、

記事を読む

no image

脳に関する不思議な雑学

身体の中でもっとも重要なパーツといえば「脳」だと思います。 その脳はまだまだ解明されていないこ

記事を読む

no image

MRI検査をする理由について

初めて私がMRI検査を受けたのは、脳内出血で倒れた時だと思います。 もちろんその時は意識不明で

記事を読む

no image

障害者雇用と企業側の本音と現実

私は会社で働きたいという意思を持っていたのにも拘わらず、すべての会社から断られました。 それでかな

記事を読む

no image

ネット副業のご相談承ります。

・ライティング業務 ・こちらのビジネス ・情報商材の販売 ・その他のビジネス 全て含めて

記事を読む

no image

片麻痺によるいろいろなリハビリ法

片麻痺になって初めて行ったリハビリは、ベッドの上に20~30分間座り続けることでした。 健常者から

記事を読む

no image

資格をもとに近所のアルバイトを応募~どうしようもない挫折感~

毎日の日課である1時間の散歩の途中に見つけたアルバイト求人…。 新聞の折り込み欄や広告に掲載さ

記事を読む

no image

資格を目指す

今でこそテレビのCM等々で頻繁に流れている生涯学習のユーキャン…。 そのユーキャンに代表される

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


no image
母親の介護保険被保険者証について

母親は3年前から介護保険サービスを利用していて、その時に「要支援・要介

no image
脳内出血後の余命について

私が脳内出血を発症して、はや25年が経とうとしています。 その中

no image
友だちがくも膜下出血を発症!!!

2024年1月、友人たちと新年会をしていた時、その中の1人が「あかん、

no image
副業で稼げる方法をお渡しします。第二作目

先生様、アフィリエイター様…そしてまったくパソコン初心者の私のために、

no image
副業で稼げる方法をお渡しします。

現在、私の月収は150万円を超えています。 そして、ふと自分の人生を

→もっと見る

  • ボバース記念病院での貴重な体験は、私の中で色あせることはありません。 ちなみに私は3ヶ月に1度、今でもボバーズ記念病院に通院しています。 ボバース記念病院に通院した体験談

  • 私は人生に行き詰った時霊場を訪れ、神様の力を得ようと勤めています。 (病気のため、ペースはゆっくりです。) 写真は、霊場高尾山から見た富士山です。

  • 私の尊敬するトムハンクスの手形です。 海外旅行ができるのもひとえにネットビジネスのおかげです。 ネットビジネスは平等に可能性をもたらしてくれます。 私の人生は、非常に幸運なものでした。 (2012年5月撮影 ハリウッドのグローマンズ・チャイニーズ・シアターにて)

  • このコミュニティセンターでは、情報交換はもとより様々な内容を書き込んでいこうと思っています。 当然のことですが、私の情報商材を購入してくれた方/これから購入して頂ける方も入会して頂きたく思います。 また私ごとですが、これを機会に「この情報商材は良いぞ!」と思った場合、随時購入しようと考えています。 SNSで情報商材の内容を漏らすことはできませんが、契約違反にならない程度に情報交換をしようとも思っています。
PAGE TOP ↑